A・ハーシュマンが提唱した投資計画の実行における原理。
投資計画には不確実性がつきものであるが、将来のリスクを数え上げているだけでは、計画や構想はいつまでも実行に移せない。
実行に移すには、①計画実行による高い便益の見通し(ユートピア・ビジョン)があることと、②計画者が問題解決能力への自信や信頼を持っていることが必要だが、それには将来の困難が計画者の目から隠されているとする。
(実行後に隠されていた困難に突き当たることになるが、いまさら行動を止めることはできないので、何とか対処しようとし、成功に繋がることとなる。)